韓国留学日記 番外編@


2004年9月13日(月)@ 登山。--;;




昨日までの疲れからか、11時に起床。
幸いなことに天気は良い。
っていうか、暑い、、、--;;

まずは今日これから観光する場所を探した。
どうやら「
扶蘇山城」が一番有名な場所のようだ。
とりあえず、行ってみることにした。

マジで今回の旅は計画性がない。
こういう時、お世話になった先輩の言葉を思い出す。

いいか、NOC。物事はな、ひとつひとつ考えて行動しろよ!
自分で考えて行動すれば、たとえ失敗した時でも、
自分自身が納得できるだろ?それが大事なんだ。

石橋を叩き過ぎて、壊すぐらいがいいんだ!

熱い先輩で1日に2回は聞かされていた言葉である。

でも、壊したら渡れないじゃないですか。


何度も言おうと思ったが、熱い先輩だったので止めておいた。
あの世界では危険を冒してまで、笑いをとる必要はない。--;


いよいよ、扶蘇山城へ!
入場券(2000won)を買って中へ入る。
平日のためか、誰もいない。--;;
アップダウンを繰り返す効率の悪い山道をひたすら歩く。
鳥のさえずりも心地よく、リス等の小動物を見ることも出来た。
ソウルとは違い、ゆっくりとした時間が過ぎている感じだ。
すばらしい。
日本で仕事をしていたら、こんなにゆっくりと歩き、
空を見上げるなんてことは出来なかったと思う。
来てよかった!^^

途中の売店もほとんど閉まっており、店の人以外は誰も見なかった。

つまり、この山で観光客は俺ひとりだった。

2000won(約200円)で
扶蘇山を貸し切ったと思うと気分が良かった。

しかし、昨日までの雨が嘘のように晴れ、暑い、、、
はっきり言って、
俺は暑さに弱い。
大量の汗が流れ落ちた、、、(××)

扶蘇山城観光のハイライトは、
やはり
「百花亭(백점)」、 「落下岩(낙화암)」だと思う。
この2つはほぼ山頂に位置するため、いろいろ見ながら行くと、
最低1時間はかかる。

それにしても暑い。マジで暑い、、、
百花亭に到着する頃には、このクソ暑い中、
なんのために登っているのかさえ分からなくなっていた。--;;;;;;;




百花亭。すぐ下に「落下岩」がある。




落下岩から見た白馬江(백마강)。別名、錦江。
絶景です!

写真について、簡単に紹介させて頂きます。

「百花亭」と
「落下岩」は百済の歴史を映している場所である。
扶余は百済が滅ぶ660年まで約100年間、百済の都でした。
唐・新羅連合軍に滅ぼされる際に、
後宮にいた約3000人の宮女が、生きて辱めを受けるのを恐れ、
ここから身を投げました。
華麗な服をまとっていた宮女達が落ちる様子は、
まるで「ツツジの花」のようだったと言われています。
このような理由で、百済滅亡後、
「百花亭」と「落下岩」と呼ばれるようになったわけです。

ここから
白馬江へ下った所に、皐蘭寺(고란사)があります。
創建に関してはいろいろな説がありますが、
ここは王と殉死した女官を祭るために建てられた、
いわば、「鎮魂の寺」といえる場所です。

この建物の後ろに百済の歴史を描いた絵が残っていました。




百済滅亡時に身を投げる宮女達。
悲しい歴史に触れ、なんか複雑な気持ちだ、、、--;;;


ただ、登山は辛かったけど、最高の景色を楽しめた。^^
久しぶりに、何も考えずに観光を楽しめた気がする。
最高の気分だ。^^


この時、俺は
数時間後

自分が死に直面する
なんて思ってもいませんでした。--;;;







2004年9月13日(月)A 炎天下。--;;; 





扶蘇山から下りてくると、汗で大変なことになっていた。--;;
暑さに弱い俺にとって、今日の天気は正直つらい。

近くでシャワーでも浴びようと思っていたところ、
「ユースホステル」の案内が目に入った。
行ってみると、どうやら会員でないと利用できないらしい。
せっかく、ここまで歩いてきたのに、、、(-_-;;;

親切な受付の人が、近くにある木浴湯(목욕탕)を教えてくれた。
そういえば、俺は一度も
木浴湯に行ったことがない。
徒歩10分と聞いたので、行ってみることにした。
なぜか25分後に到着した。
今日はこの暑い中、マジで歩き過ぎだ。--;;

中に入ってみると、「日本の銭湯」と同じであった。
考えてみると、俺は韓国で湯船に入るのが初めてである。^^

地元のおっさん達が大声で話をしている。
ここでも、おっさん達に絡まれた。^^;;
こんな小さな木浴湯に、日本人が来たことが相当珍しかったようだ。
いろいろ話をすると、

「よし、今日は俺の家に泊まっていけ!
うまい酒をたくさん飲ましてやるぞ!」

こんな恐ろしい事を言いだすではないか、、、(ーー;;)
今日はまだ観光が残っており、
今日中にソウルに戻ることを理由に丁重にお断りした。(もちろんウソ)

それにしても、本当にリラックスできた。
ソウルに帰ってからも、行ってみようかな。(*^^*)

料金:3500won(約350円)。
シャンプー・リンス:300won
(約30円)。

その後、ひたすら徒歩で移動した。
すぐ横を観光バスが走り抜けて行った。
確かに、バスは効率の良い観光はできるが、
その土地の雰囲気を知るなら、やはり歩くことが基本だと思う。
バスに乗っていては、この暑さすら分からないのではないか?

階伯将軍像(계백장군상)等を見て、最後に宮南池(궁남지)へ。
宮南池は、王侯貴族が宴会を行ったこともあるという場所で、
韓国の良さが伝わってきた。^^
俺は空を眺めながら、贅沢な時間を過ごしていた。
忙しい団体旅行ではできない時間の使い方だ。^^




俺が韓国に期待していた風景。^^


日も暮れたので、荷物を取りに「クリスタルモーテル」へ行くことに。
さすがに俺の体力も限界に来ていた。
そんな時、俺の目の前に1台のタクシーが停まっていた。
疲れていたし、来た道を戻るだけだったので、乗ることにした。
この旅で初めてのタクシーである。

窓を覗いたが、運転手がいなかった。
その時、すぐ横にある屋台から真っ赤な顔をしたおっさんが現れた。
明らかに酔っている、、、
嫌な予感がした。--;;

おっさん「おう、乗るのか?」

予感が的中した。--;;;;;;
身の危険を感じたが、それ以上に疲れていたため、乗ることにした。
乗ってすぐに気付いたことは、

(1) このタクシーが蛇行運転していること。

(2)
そして
このおっさんではダメだということであった。

そして、このおっさん、何をトチ狂ったのか、対向車線を走り出した。
で、前からはクラクションを鳴らしながら走るバスが、、、
正直、俺はぶつかったと思った。
それ位、バスに近い位置で車が止まったのだ。

俺は降りた。

しかし、このおっさんはしっかりと金を請求してくる。
こんな奴に払う金などない。ヽ( ´ー`)ノ
俺は死にかけたのだ。
急停車した時、軽く胸を打った俺は明らかに熱くなっていた。
久しぶりに血が騒いだ。

(中略)

俺はこのおっさんに対し、
アップできない程、汚い言葉を浴びせ続けた。
最終的には分かってもらえたというより、分からせた。
俺はもはや、このおっさんを殺るつもりだった。

そして、俺は扶余に来て、

なぜか生きている実感を味わ
えた。


市外バスターミナルに着いた時、外はもう暗くなっていた。
昼間の暑さからは想像できない程、涼しい風が吹いていた。
確かな秋の気配を感じながら、発車直前のバスに飛び乗った。






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