留学後記I




2007年11月01日(木) @留学前。 



2004年5月。
留学を目前に、俺は期待を胸に膨らませていた。

一体、どんな出会いが俺を待っているのか?

留学生は日本人だけでなく、当然いろんな国から来る。
そんな人達と仲良くなり、世界中に仲間ができたら、
自分の世界が一気に広がるに違いないと思ったのだ。

知っている人もいるかもしれないが、留学前に、
「スパニッシュ アパートメント」というフランス映画を観た。

舞台はスペインという、韓国とは程遠い所ではあるが、
留学を目前に控えていた当時の俺にとって、
留学生同士の友情や現地の人間との交流が刺激的に映った。

留学を終えて帰国した主人公と母親との会話がまた素晴らしい。


母 「どう?戻ってきて嬉しい?」

主 「うん。まあね、、、」

母 「どんな留学だったのか話してよ。」

主 「なんて言えばいいのか、、、とにかく楽しかったよ。」

母 「聞かせてよ。」

主 「1年もいたんだから、、、」

母 「それなのに話すことがないなんて、、、」

渡韓前に観た時はなんとなく聞き流していたところであるが、
留学を経験した今となっては、この奥の深い会話を理解できる。

留学の前後に観ると、この映画の理解度が飛躍的に高まるのが分かる。

留学を目前に控えている人にはぜひ観てほしい作品のひとつだ。( ´ー`)


こういった映画や情報誌で留学へのモチベーションを維持しながら、
独学ではあるが、よく韓国語を勉強したものだ。

まずは独力で下宿を探さなければならなかったため、
交渉に必要な単語を勉強したりした。

当然、食事もしなければならないため、
食堂で使いそうな単語も押さえておいた。

俺の尊敬するイチローの言葉を引用させて頂くと、

「最も大切なことは準備。準備を欠かしたことはない。」

留学だけでなく、人生に活きる言葉であるが、
韓国に来て、全く話せずに下宿に引きこもる人をみると、
片言でも話せるようにしといて良かったなと胸をなでおろしたものだ。

個人的には、語学が堪能なほうが留学を楽しめると思う。
活動の幅みたいなものが広がるからだ。

もちろん過ごし方は十人十色のため、どれが良いとは言えないのだが、、、

ただし、上に書いたような「食堂での会話」等、
日常生活で必須となる会話はあらかじめ勉強しておいたほうが良い。

留学というものは人生のうちで、そう何度も行ける機会はないため、
失敗は許されないのだ。

後悔のない留学生活を過ごすために、留学中はもちろんのこと、
留学前からしっかりとベストを尽くしてほしい。( ´ー`)


【留学前のお勧め】
・スパニッシュ・アパートメント(DVD)
・韓国語ジャーナル(留学情報誌?)



【お知らせ】
次回、感動の最終回!(T_T)






2008年01月03日(木) A再会(最終話)。



最終話にふさわしいタイトルをいろいろ吟味してみたが、
とりあえず最初に思いついたものを選ぶことにした。( ´ー`)

異国の地でお互いを尊重しながら共に過ごした仲間の存在は
俺の留学生活に大きな影響を及ぼしたことはいうまでもない。


帰国後、俺の身分が「無職」であったため、
まず就職活動をしなければならなかった。

生まれて初めての就職活動だ。(( ;゜д゜))アワワワワ
※大学病院への入局は希望する科を紙に書いただけ。

まず無理だろうなと思っていた病院へ最初に面接を受けに行ったのだが、

天才院長に 「明日から来られますか?」と
いきなり言われたのだ。

その瞬間、俺はこう考えたわけですよ。

もう少し、遊べるな!と。 ( ノ ̄∇ ̄)ノ


NOC 「実は留学後の転入届とか事務手続きがまだ残っておりまして、、、」

NOC 「勤務はできれば1ヶ月後にして頂きたいのですが、、、」


というわけで(?)、1ヶ月という自由な時間を作ることに成功。( ´∀`)

帰国後、仲間とは一体いつ会えるんだろう?と思っていたのだが、
予想以上に早く実現する形となった。


今度会ったら、いろいろなことを語り合おう!と思っていたのだが、
不思議なことに実際会ってみると「いつも通り」の内容だ。(^_^;

日本で会うこと自体、少し違和感もあったが、
それでも充実した時間を過ごすことができた。

もちろん再会の舞台は日本だけでなく、韓国でも経験できた。

韓国人の友達といきつけのカフェや食堂に入ると、
当時の懐かしい記憶がよみがえり心が躍ったものだ。

そうはいっても、実際には会えない人も多い。

お互いの日本での生活スタイルや交友関係は
留学中のそれとは格段に複雑になっているからだ。

留学中のような単調なリズムであったからこそ
あの団結力があったということも否定しきれない。

確かに現時点では会えない人もたくさんいるが、
だからと言って、あの時の思い出が色あせることはない。


あの共に過ごした日々は俺の中に鮮明に記憶されているからだ。

同じ体験は
誰にもできない俺だけのストーリー。
一生の宝物だ。



近況等

最近は決して時間的なゆとりがある生活とは言えないが、
少しでも時間を見つけては社会貢献をするよう心掛けている。

「天皇陛下、万歳!」と叫ぶだけが愛国心の表現ではなく、
社会に貢献し、機能することが自分に課せられた役割だと考えているからだ。

また、最近気になっていることは、
一貫性のない批判ばかりを繰り返す報道が原因で
愛国心が芽生えず、自信さえも失っている日本国民だ。

メディアによっていたずらに壊されている
医療や教育現場。
そんな日本の現状が残念でならない。



【最後に】

2004年6月から始まった「NOCの韓国留学日記」。
約3年半にわたって、言いたい事を言いたい放題書いた気がするが、
少しでも共感してくれる人がいれば、これ以上の喜びはない。

日記本編でも書いたが、とにかく一度しかない人生の中で
人には譲れない「何か」を手にしてほしい。


若干、書き残した話もあるが、それはまたの機会に。
そろそろ、このへんで終わりにしたいと思います。

長い間、御声援ありがとうございました!
m(_ _)m

今まで応援してくれた全ての人に感謝します!



留学後記 完