韓国留学日記


2005年7月23日(土) 俺が見た韓国。



帰国を目前にして、留学中に感じた韓国(人)に対する「イメージ」を
自分の中でまとめてみようかと思う。

そうは言っても、この作業は非常に難しい。

例えば、「韓国人は親切だ」と言い切ることができないからだ。

実際に会ってみると、

同じ韓国人でもこんなに違うのかと驚いたものだ。

いや、今でも驚きの連続だ!

「人によって異なるが」と一言付け加えなければならないのだが、

日本人と比較するとスタイルがまるで違うのだ。

「親切」というテーマについて考えてみても、
その表現の仕方は日本人とは異なる。
まあ、当然か、、、

韓国という国は、良く言えば、規則に縛られない自由な国。
悪く言ってしまえば、テキト〜な国。

日本は、規則正しく、真面目な国。
悪く言えば、この規則のために融通が利かない国。

こんなイメージが俺の中にある。

俺みたいな外国人のために、
会社を休んでまで観光に連れて行ってくれたりもする。
前日の夜に決めて、翌朝会社に欠席を告げるなんて
日本人にはできないと思う。
少なくとも俺の知っている日本人にはできないと思う。もちろん俺にも。

この当時、俺は韓国人って日本人より親切だなと思ったりもした。

しかしその後、いろいろな体験をして、この考えが変わっていった。

というのは、こう比べること自体がナンセンスだということに気付いたのだ。

GDPとか数字以外のものは比較できないということにも気付いた。

ただ、「イメージ」というか「枠」は必要だ。

韓国人について、「好き」か「嫌い」かという2択を迫られた時、

俺は迷うことなく「嫌い」と答えるはずだ。

そして、じゃあ、日本人は?と聞かれた時は、

迷いに迷って「好き」と答えると思う。


確かに、上に書いたような「イメージ」は頭の中にあるが、
今後、性格の合わない日本人よりは気心が知れた韓国人と会うだろうし、
気に入らない韓国人よりは仲の良い日本人と遊ぶということも
付け加えて置こうと思う。

結局のところ、国籍だけで相手を判断することはできないのだ。


日記には書かなかったが、
俺は留学中にそれなりの差別も受けてきたし、
反対に日本人ということで非常に良くしてもらったりもした。

そういう意味で、最後まで俺と仲良くしてくれた仲間には感謝しているが、
「韓国人」という枠で括ってしまうと厳しい時も正直あった。

韓国人とよく討論をしたが、特に日韓の問題について触れる時、
やはりその国民性が卑屈であるところは否定できず、
正直、俺もかなり苦労した。

とにかく主張だけは立派なのだ。
義務を果たさず権利ばかりを主張してくる姿は俺の目には痛々しく映る。
今回の航空会社や病院のストを見ればすぐに分かることなのだが、、、

「ウリナラ チェゴ!」と韓国人はよく口にする。
(우리나라 최고)
「韓国(我々の国) 最高!」とでも訳すのだろうか。
こんなことを口にする前に、自分達の現状を理解しなければならない。
そして、教科書問題等をはじめとする他国の問題以前に、
自国の欠点を直さなければならないと思うのだが、、、
ただ、それは俺「個人」にも言えることだ。

延世の教授も言ってたけど、
韓国人ってもう自分の事に、生きることに精一杯って感じ。
頭の中に余裕なんて言葉なんかなさそうだ。
だから、道でもお互いに譲り合うなんてことはしないし、
我先に!っていうのがもう見え見え。


日本には負けるな!と思いつつも、勝てずにいる国民や政府。

その結果、どういう方向に舵をとっているのかを冷静に眺めてみると、
こっちが引いてしまうようなことが結構多いのだ。

日本人にはできないようなことも公然とやったりもする。




留学生を集めて、紙にはその国の言葉で「独島は韓国領」と書いてある。

中央日報だったか、朝鮮日報だったか、もう忘れたが、
新聞でこの記事を見た時はかなりショックを受けたことを覚えている。
この国が、ここまでレベルが低いとは思わなかったからだ。

そして、こんな反日教育も行われている。

クリック→ 地下鉄の駅に張られた絵。


依然として、日本で韓流ブームが騒がれる中、
俺にはこの2国間のギャップが笑えてくるのだが、
まあ、それが現状だから仕方がない。

まあ、これは俺が 「韓国に対してムカついたことベスト100」の上位に
100個もあるのかよ!
ランキングされていることで、やや極端なことだ。

実際に韓国で生活していると、
最初から日本人を嫌っている奴もいることはいるのだが、
その絶対数は意外と少ない。
ただ、日本政府を嫌っている韓国人はメッチャ多い!
たぶん9割以上!

そのため、個人で仲良くすることはさほど難しいことではなく、
日本にいた時には想像もできない程の韓国人と出会った。

中には日本人の友達がいることを自慢したくて、
2人で飲んでいる時にやたら友達を呼び出して紹介されたこともあった。

減ってはきているものの、純粋に日本語を勉強したい人もまだ多いし、
永豊文庫に行けば、翻訳された日本の本が普通に売られている。
さらに漫画なんかは8割以上が日本のものだ。
アニメも然り!
韓国人は日本のアニメが大好きだ。




あの「電車男」だ!
(전차남)

日本のヒット曲が韓国語で歌われており、街を歩けばよく耳にする。

「プルスバン」というのが韓国にはあるのだが、
「プレイステーションバン」と書けば理解してもらえるかと思う。
このプルスバンに入ると、9割近くの人が日本のゲームをやっている。




PCではなく、プレステが置いてある。

なんだかんだ言って、日本の文化が好きな韓国人は多いのだ。


基本的に韓国人は初対面でもフレンドリーな人が多く、
すぐに友達になれる気がする。
このような人と人との距離みたいなものは
日本よりはるかに近く、接しやすい。
日本で同じように接したら、恐らく、馴れ馴れしいと思われるかもしれない。
いや、絶対思われる!

実際、韓国人同士では、馴れ馴れしいと思うことがあるようだが、
俺は外国人の特権をフルに使い、確実に友達を増やしていった。

初対面の相手にも良い笑顔で接してくる韓国人。
俺にはこういう表情ができるのかな?と何度も思ったことがあった。

時折、超個人的な質問がガンガン飛んできて、
時にはそれがウザく感じたこともあったのだが、
大抵の場合はその親密さが心地良かった。


この1年間、韓国語の勉強に労力を費やしたおかげで、
今後、俺は2つの文化を共有できるようになった。

俺にとって留学の終わりはこの国との別れでもなく、
ただの区切り程度にしか思っていない。

今後も機会があれば何度もこの国を訪れるに違いない。
韓国にもたくさんの仲間がいるからだ。

1年もいたため、すばらしい韓国人の仲間がたくさんできたのだ。


韓国という国を一言で表現できず、長い日記になってしまったが、
俺は上記のようなことを考えながらこの国で生活していた気がする。


【お知らせ】
次回、感動の最終回!




2005年7月24日(日) 留学生活(最終回)。



韓国での生活も1年を過ぎた頃から、少しずつ変わってきた。

生活をする上で有用な情報が少しずつ集まり、
効率の良い暮らしができるようになってくる。

また、交通カードやTTLカードのようなアイテムも充実してくる。

今まで苦労して歩かなければならなかった場所も
バスや地下鉄(急行も)を乗り継いで自由自在に動けるようにもなる。
交通カードがあるため、最寄りの駅までバスに乗ったりもする。

韓国生活は慣れてくると、当然ながら、どんどん快適になってくるのだ。

人との付き合いや映画等もそうなのだが、
韓国語の上達に依存して楽になってくる。

2級の頃は韓国映画を観ること自体なんだか怖くて、
聞き取りやすいものを教えてもらってから映画館に足を運んでいたが、
最近では時間の合う映画があれば、選ばずにそれを見たりしている。
韓国映画だけでなくハリウッド映画でも今では何でもOKだ。

これが努力による結果なのか、ただの慣れによるものなのか
俺には判断しかねるが、恐らく両方とも合っている気がする。

「俺、韓国に来た時は全然話せなかったんだ〜」

こんな感じで、今では出来なかった頃の自分をネタにしているくらいだ。

韓国語が伸び悩み、途方に暮れていた日々が今となっては懐かしい。

韓国語を勉強すればするほど、生活も楽しくなってくるし、
会話に関しても、「話せる喜び」みたいなものを感じられる。

勉強すればするほど、新しい世界が見えてくるのだ。

自分の力で海外生活という険しい道を切り開いていく楽しさは
それを体験した人にしか分からない。



さて、今日でこの「NOCの韓国留学日記」は終わりである。

決して短くはないが、長くもなかった韓国での1年。
仲間と共に語り合い、助け合った日々。

翌日の仕事を気にする必要がないため、
仲間と酒を飲んでは馬鹿な事も相当やった気がする。

つらい時もたくさんあったが、今ではその全てが懐かしく思えてくる。

本当に夢のような日々だった。


いや、もしかすると、これは夢ではないか?とも思ってしまう。

目が覚めると、そこは病院の当直室で、
またいつもと変わらない日常が始まるのかもしれない。

まあ、これが夢だとしても、そろそろ夢から覚めるのも悪くない。

現実だろうが夢だろうが、俺はこの韓国で精一杯生きたし、
充分過ぎるほど楽しめたからだ。

日本では手に入らない「何か」

この国で、しっかりと手に入れたと思う。


帰国後は、日本の発展に貢献しようと思う。

日本のために!

こう表現すると、一部の極端な団体に思われてしまうかもしれない。
韓国とは違い、日本では愛国心を強く表現すると誤解を受けることが多く、
それが残念でならない。


最後に、、、

数少ない休暇にもバイトをして留学費用を捻出してくれた過去の自分
何も言わずに俺の留学に理解を示してくれた両親
数回しか会った事がないのに保証人になってくれた현옥
俺を支えてくれた語学堂の仲間
俺に良くしてくれた韓国人
恐らく、この国に来なければ会うことのなかった日本の方々
HPでお世話になった方々
そして、このHPにわざわざ足を運んでくれた読者の方々

この留学生活で係わった全ての人に感謝します!





留学日記 完






韓国留学日記一覧